【1】ノギス、マイクロメーター、シリンダゲージによる試料測定。 |
(制限時間20分) |
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(参考写真1-1) |
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※ 準備されている試料 |
(ア) |
試料A |
(イ) |
試料B |
※ 準備されている測定器 |
(ア) |
外側マイクロメーター 0−25mm |
(イ) |
外側マイクロメーター 25−50mm |
(ウ) |
M型ノギス 150mm |
(エ) |
シリンダーゲージ 25mmセット |
(オ) |
ブロックゲージ 10mm |
(カ) |
ブロックゲージ 25mm |
(キ) |
リングゲージ 25mm |
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参考写真1-1 |
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(1) |
ブロックゲージをセーム皮で清掃する。 |
(2) |
外側マイクロメーターの測定面をセーム皮で清掃する。 |
(3) |
0−25mm外側マイクロメーターで目盛りを0にあわせ、零点確認を行う。
なお、マイクロメーターで測定するときはラチェットを最低2〜3回は回すこと。 |
(4) |
25−50mm外側マイクロメーターで25mmブロックゲージを測定し、0点を確認する。 |
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(1) |
(図1−1)に示すノギスの測定面をセーム皮で清掃する。
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図1-1 |
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図1-2 |
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(2) |
目盛りを0にあわせジョウとくちばしを光にかざし、すき間から光のもれがないことにより0点を確認する。 |
(3) |
(図1−2)のようにデプス部を定盤に当て、目盛が0になっていることを確認する。
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(1) |
シリンダーゲージの測定子をセーム皮で清掃する。 |
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図1−3 |
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(2) |
リングゲージ内径部をセーム皮で清掃する。 |
(3) |
シリンダーゲージの測定子をリングゲージへ入れる。このとき測定子の可動部側を先に接触させ、押し込みながら固定部をゲージへ入れる。 |
(4) |
(図1−3)のようにシリンダーゲージを左右に傾けて指針が時計方向で最大となるところが基準直径25.000mmなので目盛り板を0にあわせる。
(参考資料1-2)
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参考資料1-2 |
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(5) |
リングゲージからシリンダーゲージを外す。このとき、シリンダーゲージ測定子可動部のバネでショックを与えないようにするため、可動部側をリングゲージに押し当て、先に固定部から外す。 |
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(1) |
試料A、Bをガーゼで清掃する。 |
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(2) |
試料Aの指定個所を0−25mm外側マイクロメーター、25−50mmマイクロメーターにより寸法測定する。
(参考写 真1−3)
このとき0.001mm単位を目分量で読む。
測定するとき、試料を転倒させたり測定器具を落下させないように注意する。
測定しやすいようにウエスやガーゼのうえに試料を安定した状態で置いても よい。 |
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参考写 真1−3 |
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(3) |
試料Bの指定個所をノギスにより測定する。穴の深さはデプス部を使用する。読み取り単位 は0.05mmである。
(参考写真1−4) |
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参考写真1−4 |
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(4) |
試料Bの指定個所をシリンダーゲージで測定する。シリンダーゲージの扱いは零点確認の時と同様、シリンダーゲージにショックを与えないように注意する。
シリンダーゲージを左右に動かし、指針が時計方向で最大に振れたときの値を読み取る。(図1−4)のように目盛り板の0点に対し、指針が右に振れたときは基準寸法25.000mmから読み取り目盛り分をマイナスし、逆に左に振れたときはプラスする。このとき、0.001mm単位
を目分量で読む。
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図1-4 |
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(5) |
測定が完了したら測定器を最初の状態にもどし、試料も整理して指定個所に 片付ける。 |
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